【4月9日 AFP】8日に行われた自転車ロードレースのワンデークラシック、パリ~ルーベ(Paris-Roubaix 2018)で、ベルギーのミハエル・ホーラールツ(Michael Goolaerts)選手が死亡する事故があった。23歳だった。

 ベランダス・ヴィレムス・クレーラン(Veranda's Willems Crelan)に所属するホーラールツは、レース開始から100キロメートル付近の石畳部分で落車。意識を失い、呼吸も停止している状態で見つかると、空路で仏北部リールの病院へ搬送されたが、8日遅くに死亡した。テレビの映像には、腕を交差させて地面に横たわるホーラールツの姿が映し出されていた。近くにほかの選手の姿はなかった。

 チームはツイッター(Twitter)に声明を掲載し、「想像を絶するほど悲しいことですが、われわれのライダーであり、友人でもあるミハエル・ホーラールツがこの世を去ったことをお伝えしなくてはなりません。全力で治療に当たりましたが、心停止により死去しました。これ以上をお伝えするのは当面の間、差し控えさせていただきます。近しい方々に、この悲劇を受け止める時間を取っていただかないとなりません」と話した。

 ホーラールツは、まだ20歳だった2014年にヴィレムスでプロキャリアをスタートさせ、ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のユースチームに移籍した後、ヴィレムスに戻っていた。2018年は20日間レースに参戦。前週のツール・デ・フランドル(Tour des Flandres 2018)にも出場したが、完走はしていなかった。パリ~ルーベに出場するのは今回が初めてだった。

 自転車ロードレースでは、2年前にも仏コルシカで行われるクリテリウム・アンテルナシオナル(Criterium International 2016)でベルギー出身の22歳、ダーン・ミンヘール(Daan Myngheer)選手が心臓発作を起こし、2日後に病院で死亡する事故が起こっていた。(c)AFP