【4月8日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のアリエン・ロッベン(Arjen Robben)は、7日にチームが優勝を飾りキャリア11度目となるリーグ制覇を経験したものの、他クラブのオファーを検討していると明かした。

 34歳のロッベンは、FCアウクスブルク(FC Augsburg)に4-1で勝利した同日の一戦でチーム3点目を決めた。

 2009年にバイエルンに加入してから7度目のブンデス制覇を果たしたロッベンだが、今季終了後の6月に契約満了となるため退団の可能性もある。

 チェルシー(Chelsea)時代にイングランド・プレミアリーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)時代にスペイン1部リーグも制覇しているロッベンは、「他のクラブが連絡してきている」と明かすと、バイエルンが仮にオファーを出したとしても、契約延長には決して応じないと暗に示した。

「冷静に考えなければならないし、『バイエルン、バイエルン』と大声を出してる場合じゃない」

「自分の将来のことを考えなきゃならない。サッカー界では何だって起こり得る。すべての選択肢が出そろったら、決断を下せる」

 バイエルンは11日にセビージャFC(Sevilla FC)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準々決勝第2戦を控えており、3冠の可能性も残している。

 ロッベンは「今は、重要な試合がある残りの1か月が重要だ」と付け加えている。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は、ロッベンとこちらも6月に契約が切れるフランク・リベリ(Franck Ribery)に対して、契約延長のオファーを出すと示唆した。

 両選手へのオファーについて何が足かせになっているのかと問われたルンメニゲ社長は「大してはない」と応じ、「われわれは大きな成功を喜んでいる。水曜日(11日)にはまた試合をするし、いずれわかるだろう。とはいえ、彼らは素晴らしいプレーぶりを見せている。すべてがうまくいっている」とコメントしている。(c)AFP