【4月9日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は8日、第29節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)のゴールを皮切りに3-0でVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に勝利し、2位シャルケ04(Schalke04)とのダービーに勝ち点1差で臨むことになった。

 中位シュツットガルトとの昼間のホームゲームで、ドルトムントは前半38分、19歳の米国フル代表プリシッチが中央へクロスを送り込むと、これが相手GKの上を超え、ポストに当たってゴールに入った。

 プリシッチは「本当にファーサイドのポストに当てようと思って蹴って、実際に当てたんだよ。結果的にはそんなに悪くなかったと思う」と冗談めかした。とはいえ前半は、プリシッチの幸運な先制点がハイライトになるほどチームの出来は良くなかった。

 ところが後半になるとドルトムントのプレーが一変。チェルシー(Chelsea)から期限付き移籍中のミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)が開始3分で追加点を挙げると、同15分にはプリシッチの頭での折り返しをマクシミリアン・フィリップ(Maximilian Philipp)が一度は相手GKに防がれながらも押し込んだ。フィリップは2017年11月以来のゴールで、そのときの対戦相手もシュツットガルトだった。

 これでドルトムントは、前日ハンブルガーSV(Hamburger SV)にまさかの敗戦を喫したシャルケとの勝ち点差を1に縮め、次節敵地でのルールダービーに臨むことになった。前回対戦で、ドルトムントは前半に4点を先行しながら追いつかれて4-4の引き分けに終わっており、その雪辱を狙う。

 勝利すれば、ドルトムントは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場という今シーズンの残りの目標に大きく前進する。ヌリ・サヒン(Nuri Sahin)は「チャンピオンズリーグに出たいし、可能なら2位でシーズンを終えたい」と話した。(c)AFP/Ryland JAMES