【4月8日 AFP】17-18イタリア・セリエAは7日、第31節の試合が行われ、首位ユベントス(Juventus)はパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)がハットトリックの活躍をみせるなど、ベネベント(Benevento Calcio)に4-2で勝利した。一方、ASローマ(AS Roma)は0-2でフィオレンティーナ(Fiorentina)に敗れ、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権確保へ手痛い敗戦を喫した。

 レアル・マドリード(Real Madrid)とのチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦を0-3で落とし、11日の第2戦では3点差を逆転する必要があるユベントスだが、リーグ戦では暫定ながら2位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を7ポイントに広げ、7連覇に向けて一歩前進した。ナポリは8日にキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)と対戦する。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「レアルに敗戦した直後だったので、きょうは勝つことが重要だった。選手たちを祝福したい」とコメントした。

「まだリーグ戦が7試合残っている。リーグタイトル、イタリア杯(Italian Cup 2017-18)、そしてレアルとの第2戦に向けて、われわれは残されたエネルギーを絞り出さなければならない」

 一方、チャンピオンズリーグ準々決勝でFCバルセロナ(FC Barcelona)に1-4で敗れているローマは、フィオレンティーナに敗れたことで、来季のチャンピオンズリーグ出場争いに打撃を受けた。インテル(Inter Milan)は8日の試合でトリノ(Torino FC)に勝利すればローマを抜いて3位に浮上し、ラツィオ(SS Lazio)もウディネーゼ(Udinese)に勝利すればローマと勝ち点で並ぶ。

 先月に31歳の若さで元主将ダビデ・アストリ(Davide Astori)が急死したフィオレンティーナは、1959-60シーズン以来となる6連勝を飾った。フィオレンティーナのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、アストリの精神がチームに影響を与えていると話している。

「団結の精神が違いを生み出し、限界以上の力を発揮できるようになった。ダビデは私たちとともにある。いつでも、毎日、われわれの中にいる。彼のようにどんなときでも全力を出すことをわれわれは誓ったんだ」(c)AFP