【4月6日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のボストン・セルティックス(Boston Celtics)は5日、先月24日に膝の手術を受けたカイリー・アービング(Kyrie Irving)がポストシーズンの試合を欠場することになったと発表した。チームは今季開幕戦で重傷を負ったゴードン・ヘイワード(Gordon Hayward)も今季絶望となっており、プレーオフでの優勝争いに向けて危機的状況に立たされている。

 セルティックスの声明によると、アービングは2015年に膝を骨折してメスを入れた時に埋め込まれたワイヤを今回の手術で除去した際に、細菌感染症を起こしていたことが判明したとされている。7日には、当時の手術で左膝の膝蓋骨を固定していた2本のねじを除去することになっているという。

「膝に感染が残らないようにするために、ねじを取り除く予定」と公表したセルティックスは、「骨折していたアービングの膝蓋骨は完治しており、彼の膝は構造的には健全である。復帰までには4~5か月を要する見通し」と述べた。

 米スポーツ専門チャンネルESPNの第一報で、今季の出場が絶望的となったことが伝えられた26歳のアービングは、先月の手術を終えた時点ではプレーオフの途中で復帰できるとみられていた。

 2017年にクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)から電撃移籍でセルティックスに加入し、目覚ましい活躍をみせていたアービングがポストシーズンを欠場することになり、セルティックスは頭を抱えている。イースタンカンファレンスはトップシードのトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)に続き、セルティックスが第2シードを確保し、キャバリアーズが第3シードとなっている。(c)AFP