【4月5日 AFP】男子ゴルフのメジャー第1戦、第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)の開幕を翌日に控えた4日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で恒例のパー3コンテストが行われ、メジャー通算8勝を誇る68歳のトム・ワトソン(Tom Watson、米国)が最年長優勝を飾った。

 当時59歳で出場した2009年の第138回全英オープン(The 138th Open Championship)でも、時間を巻き戻すような活躍で2位に入ったことがあるワトソンはこの日、6アンダー「21」を記録して優勝。「最初の4ホールでバーディーを奪った後、今回のパー3は自分が勝ってもいいんじゃないかと言ったんだ」「トーナメントではプレーしていなかったから、今年は狙いにいこうと思った」と語った。

 過去にパー3コンテストを制した選手が同年のマスターズを制したことは一度もないが、すでにワトソンはマスターズから引退しているため、今大会で「呪い」の犠牲者は出ない。

 ワトソンより41歳年下のトミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、英国)と、さらに一つ下のトーマス・ピーターズ(Thomas Pieters、ベルギー)が5アンダーで並び2位タイ。また、78歳のジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏らが4アンダーの3位タイに入った。

 1974年大会でサム・スニード(Sam Snead、米国)氏が記録した61歳の記録を塗り替え、ニクラス氏に「あれは昔のワトソンだった」と言わしめたワトソンは、「年寄りだって勝てるんだ」「今週は年寄りに気を付けろ」と1982年以来となるパー3コンテストのタイトルを喜んだ。(c)AFP/Jim SLATER