【4月5日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は4日、準々決勝第1戦が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はライバルたちを震え上がらせるような強さは見せられなかったが、二つのオウンゴールなどでASローマ(AS Roma)から4-1の勝利を収め、準決勝進出に大きく近づいた。

 バルセロナは、ダニエレ・デ・ロッシ(Daniele De Rossi)とコスタス・マノラス(Kostas Manolas)のオウンゴール、そしてジェラール・ピケ(Gerard Pique)のゴールで3-0とすると、終盤ローマがエディン・ジェコ(Edin Dzeko)のアウェーゴールで第2戦に望みをつないだかに見えたのもつかの間、後半42分にルイス・スアレス(Luis Suarez)がダメ押し点を挙げた。

 バルセロナはこれで、4強入りをほぼ手中に収めて次週行われる敵地での第2戦に臨むが、この試合では質の高い攻撃はあまり見せられず、オウンゴール2発が決まる幸運と、ローマの決定力不足に助けられた部分もあった。準決勝では、これほど相手が隙を見せてくれる可能性は低い。

 主将のピケはbeINスポーツ(beIN Sports Spain)に対して「無失点で終わればもっと良かったが、文句は言えない。良いリードを奪ったし、しっかり回復して(週末に行われるリーグ戦の)CDレガネス(CD Leganes)戦、それから第2戦に備えたい。ローマは良いチームだし、きょうも難しかった。良いサッカーをしているし、思っていたよりも守備的だったけど、カウンターで仕留めようとしていた」と話した。

 前日はレアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が鮮烈なオーバーヘッドシュートを決めたが、けがから戻ったバルセロナのリオネル・メッシ(Leonel Messi)は、シュートとドリブルが相手に当たるなど、ややフラストレーションのたまる夜を過ごした。(c)AFP/Tom ALLNUTT