【4月4日 Xinhua News】中国四川省都江堰市政府の関係部門はこのほど、同市の竜渓ー虹口国家自然保護区で今年最初の赤外線カメラ観測を実施したことを明らかにした。観測では野生パンダの活動が度々記録され、写真150枚余りと動画の撮影に成功した。

 自然保護区管理局竜池保護ステーションの職員によると、小草坡や三交界など標高2300~2800メートルの地域の野生動物が水飲み場として集まる場所に、2017年12月から2018年3月の期間設置された赤外線カメラを今月27日に回収したところ、野生パンダの食事や飲水、水浴び、散歩、昼寝などの様子を撮影した写真150枚余りと動画が確認出来たという。

 竜渓ー虹口国家自然保護区は現在中国で野性パンダが分布する細長い弧状地帯の中間部に位置する。野生パンダの生存と繁殖とパンダの自然飼育で欠かせない地域であり、野生パンダが生息地域内を移動する際の「天然回廊」の役割を果たしている

 2015年に発表された全国第四回パンダ生態調査では、同保護区内に野生パンダ10頭が生息していることが確認されている。(c)Xinhua News/AFPBB News