【4月3日 AFP】フランス国鉄(SNCF)の職員らは3日、今後3か月に及ぶ大規模なストライキに突入した。この鉄道ストをはじめとする一連の労働運動は、フランスを大改革によって刷新するというエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領(40)の決意を試す試金石になるとみられている。

 この日のストにより、同国全土の1日の列車利用者450万人に影響が出た。マクロン大統領がSNCFの抜本改革断行を取りやめない限り、これから6月28日まで、5日間のうち2日、列車の一部運休が続くことになる。

 これを受けて同日朝は、車で出掛けた市民が増えた。道路交通情報ウェブサイトのシタダン(Sytadin)によると、首都パリでは「一日のその時間帯としては異例の」のべ370キロで渋滞が発生したという。(c)AFP/Katy Lee