【4月3日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督が2日、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)が来季も残留し、クラブはスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からの完全移籍で同選手との契約を目指すと語った。

 昨年にレアルから2年の期限付き移籍でバイエルンに加入したロドリゲスは今季絶好調で、複数のトップクラブが獲得に興味を示していると伝えられているが、シーズン終了後の退任が決まっているハインケス監督は、同選手が今後もクラブに残ると考えている。

 3日にセビージャFC(Sevilla FC)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準々決勝第1戦を控えるハインケス監督は「彼はミュンヘンの街、そしてバイエルンで満足している」「彼が来年以降も残留するのは必然だと思う。バイエルンは彼の買い取り時期を決断しないといけない」と語った。

 現在26歳のロドリゲスは、最大級の輝きを放った2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)後にフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)から8000万ユーロ(当時約110億円)の移籍金でレアルへ移籍した。

 マドリードでは期待に応える活躍をみせられなかったロドリゲスだが、昨年10月にバイエルンに復帰したハインケス監督の下で再び調子を取り戻しており、指揮官も「彼はフィジカル的に適切な状態ではなかった。どのような選手も最大限の状態でいる必要がある」と言う。

「私たちは多くのことを話したが、今は私から大きな自信を得てフィジカルと技術の両面でそれを証明するパフォーマンスを見せている。今の彼は別の選手だよ」 (c)AFP/Tom ALLNUTT