【4月2日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、ANAインスピレーション(ANA Inspiration 2018)は1日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ(Rancho Mirage)のミッションヒルズCC(Mission Hills Country Club)で最終日が行われ、通算15アンダーで並んだペルニラ・リンドベリ(Pernilla Lindberg、スウェーデン)と朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク、韓国)のプレーオフは、日没のため翌日へ持ち越しとなった。

 ANAインスピレーションでプレーオフに突入するのは2年連続で、両者は現地時間午前8時からパー4の10番でプレーを再開する予定。最終日をリンドベリと3打差の2位で迎えたエイミー・オルソン(Amy Olson、米国)はスコアを伸ばせず通算11アンダーの9位タイ、上原彩子(Ayako Uehara)は同12アンダーの8位で終えた。

 この日は通算15アンダーで並んだリンドベリ、朴、そして米国のジェニファー・ソング(Jennifer Song)が、三つどもえでパー5の18番で行われたプレーオフに突入。ソングは3ホール目でバーディーを逃して脱落したが、リンドベリと朴の2人は4ホールを戦っても決着がつかなかった。

 前日に3日目を終えた時点までの大会最少スコアを記録し、最終日を自身初の首位で迎えたリンドベリだったが、朴とソングがともに5ストローク伸ばしたことで、スタート時点で4打差あったリードを失った。

 最終18番でバーディーを奪い、勝負の行方をプレーオフに持ち込んだリンドベリだが、自身初のタイトルがメジャー大会で懸かっていることに加え、その相手がツアーで最も安定したプレーをする選手の一人である朴であることを考慮すれば、ここからの戦いは未知の領域となる。31歳のベテランは「明日は失うものは何もない」「きょうはずっと外に出ていたし、よく眠れると思う」と語った。(c)AFP