【4月2日 AFP】中東のバーレーンは1日、同国として過去最大の埋蔵量を誇る石油・天然ガス田を発見したと発表した。近隣の湾岸諸国と異なり、バーレーンはエネルギー資源に恵まれていなかった。

 新油田が発見されたのはバーレーン西部沖のハリージ・バーレーン(Khaleej al-Bahrain)。サルマン・ビン・ハマド皇太子(Crown Prince Salman bin Hamad)が委員長を務める政府の委員会は声明で、「非常に大量のタイトオイル(軽質原油)と深層ガスが埋蔵されていると予想される。バーレーンの現在の(確認)埋蔵量を大きく上回る」と説明した。

 現在、バーレーン国内の油田は1か所のみで、生産量は原油が日量約5万バレル。天然ガスが同2800万立方メートル余りとなっている。またサウジアラビアと共同開発しているアブ・サファ(Abu Safa)油田からも日量15万バレルを受け取っている。

 バーレーンは歳入の約80%を石油収入で賄っている。(c)AFP