【4月1日 AFP】ロシアのサッカーでは31日、アウェーチームが地球の4分の1周分に当たる約1万キロの距離を遠征して敵地でのゲームに臨んだ末、0-0のスコアレスドローという苦労が報われない結果に終わった試合があった。

 行われたのは、ロシア・ナショナル・フットボールリーグ(2部)のFCルチ・エネルギア・ウラジオストク(FC Luch-Energiya Vladivostok)対FCバルチカ・カリーニングラード(FC Baltika Kaliningrad)の試合。

 バルチカ・カリーニングラードは、バルト海に面したポーランドとリトアニアの間のロシアの飛び地カリーニングラードを本拠地とするチームだが、この日は同じロシアでも中国と北朝鮮との国境に程近い、ウラジオストクへの10時間のフライトを経て、試合をしなければならなかった。

 バルチカ・カリーニングラードのイゴール・チェレフチェンコ(Igor Cherevchenko)監督は「カリーニングラード時間で朝7時に試合が始まったのは初めてだ。最初の15分は選手がまだ目を覚ましていないように見えた」と話した。

「とはいえ、選手たちはこの試練を乗り越えて貴重な勝ち点1を獲得してくれた。この長い旅で、それが一番大きなことだ」 (c)AFP