【4月1日 AFP】17-18イタリア・セリエAは31日、第30節の試合が行われ、首位ユベントス(Juventus)はACミラン(AC Milan)に3-1で勝利し、リーグ7連覇に一歩前進した。

 前半8分にパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のゴールで先制したユベントスは、後半34分にサミ・ケディラ(Sami Khedira)のクロスにけがから復帰したフアン・クアドラド(Juan Cuadrado)が合わせて加点すると、終了間際にはディバラのお膳立てからケディラが3点目を挙げ、今節サッスオーロ(US Sassuolo)と1-1で引き分けた2位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を4とした。

 昨夏にマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督と対立してユベントスからミランに移籍したレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)は、古巣アリアンツ・スタジアム(Allianz Stadium)のサポーターにブーイングで迎えられた。前半28分にボヌッチは同点ゴールをマークし、ユベントスは2018年のリーグ戦初失点を喫している。

 試合後アレグリ監督は「ボヌッチのゴールを祝福するが、ユベントスの勝利はもっとうれしい。(前節引き分けていたため)好調ミランとの試合から再び勝利街道に戻ることが重要だった」とコメントしている。

 3日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準々決勝第1戦に弾みをつけたユベントスは、第30節を終えて勝ち点を78としている。

 一方、2018年のリーグ戦初黒星を喫したミランは、無敗記録が10で止まりながらも6位をキープしているが、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得できる4位との勝ち点差は8となった。

■ナポリとローマは足踏み

 残留争いをするサッスオーロと1-1で引き分け首位に引き離されたナポリは、ここ4試合で1勝と安定感を欠いている。

 インテル(Inter Milan)はマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)が2得点を挙げるなどエラス・ベローナ(Hellas Verona)に3-0で勝利し、ボローニャ(Bologna FC)と1-1で引き分けた3位ASローマ(AS Roma)との勝ち点差を2に縮めている。(c)AFP/Emmeline MOORE