【4月1日 AFP】17-18スペイン1部リーグは31日、第30節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はラス・パルマス(UD Las Palmas)に3-0で快勝。2得点を挙げたギャレス・ベイル(Gareth Bale)は、ユベントス(Juventus)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準々決勝第1戦での先発入りに名乗りを上げた。

 アウェーのグラン・カナリア(Gran Canaria)島で2ゴールをマークしたベイルは、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督へのアピールに成功した。レアルは3日に敵地トリノ(Turin)で、ユベントスとの第1戦に臨む。

 前半26分にディフェンスラインの裏に抜け出したベイルが先制点を挙げたレアルは、その後カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がPKを決めて2点リードで前半を折り返すと、後半はベイルが自ら倒されて得たPKを沈めてこの日2点目を記録した。

 ユベントス戦でのベイルの起用方法が注目されるジダン監督は「火曜日(3日)に分かる。彼のパフォーマンスには満足している」と語るにとどまった。

 ベイルは先月3日のヘタフェ(Getafe CF)戦でゴールを挙げたが、直後のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)とのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦では、第1戦に続いてベンチスタートだった。

 28歳のベイルは今年になって先発した11試合で10得点を記録しているが、ジダン監督は強豪との対戦では同選手に絶対の信頼を置いておらず、PSGとの2試合ではイスコ(Isco Alarcon)、マルコ・アセンシオ(Marco Asensio)、ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)らが先発起用された。

 なお、イスコはスペイン代表でハットトリックを達成したアルゼンチン戦後に背中を痛めていることが分かったため、この日の試合を欠場している。

 レアルは代表期間中に打撲したセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)、この日休息を与えられたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)も欠場したが、ロナウドはユベントス戦で間違いなく戻ってくるものとみられている。

 レアルは前半にナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho’)がハムストリングを負傷して途中交代しており、ジダン監督にとってこの日唯一の懸念材料となった。

「ナチョのけがを除いてはすべてがポジティブな試合だった。心配しているが、軽傷であることを願う。その他はすべて望ましいものだった」 (c)AFP