【4月1日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは31日、第32節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は2-1でクリスタルパレス(Crystal Palace)に勝利。モハメド・サラー(Mohamed Salah)が今季公式戦37ゴールを決めると、サディオ・マネ(Sadio Mane)が退場を免れる幸運にも恵まれて残留争い中のチームに競り勝った。

 開始13分にルカ・ミリボイェビッチ(Luka Milivojevic)のPKで先制を許したリバプールだったが、後半4分にマネのゴールで追いついた。その後の同15分過ぎ、すでにシミュレーションで1枚イエローカードをもらっていたマネが自陣ペナルティーエリアのすぐ外で故意にボールを手で扱う場面があったが、主審はこれを見逃した。

 その後ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督が慌ててマネを下げると、今季ここまでの試合と比べると比較的おとなしかったサラーがそれでも逆転ゴールを決め、結局はこれが試合の決勝点となった。

 クロップ監督は、マネの1枚目のイエローカードは不当だと訴える一方で、ハンドに対して2枚目のカードが出なかったことには驚いていると話した。

「サディオにとっては完璧な一日ではなかったし、手でボールを扱うという間違った判断をした。『きょうはもう、さよならだな』と思ったよ。あの場面についてはこちらがラッキーだった。しかし、本来ならばあれが1枚目のカードだったと思う」

 この勝利で、リバプールは4位以内の確保と来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場にまた一歩近づいたが、内容の方は、今季のチャンピオンズリーグ準々決勝でリーグ首位を独走するマンチェスター・シティ(Manchester City)に勝利し、ベスト4に残るには課題が多いことを感じさせるものだった。

 それでもクロップ監督は、所属選手の多くが代表戦から29日に戻ったばかりの中、昼にキックオフの試合に臨まねばならず、準備が足りなかったことを嘆きながらも「泥くさい勝ち点3はたいてい重要な意味を持つ。チームのムードはまったく心配ない。選手たちは非常に燃えている」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING