【3月27日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は26日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と不倫関係にあったとするポルノ女優ストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さんの主張を否定し、またダニエルズさんの信頼性に疑問を投げ掛けた。

 ホワイトハウスのラジ・シャー(Raj Shah)報道官は、トランプ大統領がこれらの主張を「強く、明確に、一貫して否定してきた」と述べ、「一貫性がないのは、ただ一人、これらの主張を申し立てている人間だ」と続けた。

 25日夕方、ダニエルズさんはCBSの看板報道番組「60ミニッツ(60 Minutes)」に出演。2011年に自分の告白を1万5000ドル(約160万円)で売ることに合意した後、米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)のある駐車場で近づいてきた男から脅迫されたことがあったと告白し、次のように語った。

「男が近づいてきて、『トランプに構うな。話は忘れろ』と言ったの。そして身をかがめ、私の娘に目をやってこうも言った。『かわいいお嬢ちゃんだな。ママに何か起きたら困ったことになるだろう』」。

 ダニエルズさんの弁護士のマイケル・アベナッティ(Michael Avenatti)氏はCBSからダニエルズさんの身の安全に不安があるかと問われ、「全くその通りだ」と返答した。

 アベナッティ氏はダニエルズさんが「ほぼ1時間毎に脅迫を受けている。誤解のないように言っておくとそれらの脅迫と(トランプ氏の顧問弁護士のマイケル・)コーエン(Michael Cohen)氏やトランプ氏を結び付けるものは何もないが、ダニエルズさんが「自身と家族の安全について恐れを抱いているのは確かだ」と述べている。

 各テレビ局の朝のトークショーに順次出演したアベナッティ氏は、CNNに登場し、ラスベガスでの脅迫は「(トランプ氏の一族が経営する複合企業)トランプ・オーガニゼーション(Trump Organization)と関わりのある何者か」によるものであることは「かなり明白」だとの見解を示した。(c)AFP