【3月26日 AFP】(更新)中国政府は26日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が輸入品に新たな関税を課すと発表したことをめぐり、米国側に「経済的威嚇」をやめるよう求める一方、貿易摩擦を解決するための対話の道は開かれていると呼び掛けた。

 中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は定例記者会見で、「対話と協議のために、われわれは扉を常に広く開けている」と述べた。

 このところ米中は貿易に関して激しい言葉の応酬を繰り返しており、二大経済大国が貿易戦争に向かっているとの懸念が高まっている。

 ただ米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)によると、両国は表立っては激しいやり取りを見せている一方、裏では両国当局による交渉が始まっており、中国の巨大市場に米国が参入しやすくなるよう双方が話し合いを行っているという。

 この報道について質問された華報道官は、「相互尊重と平等な相互利益に基づき、中国側は相違点に適切に対処するために米国との交渉に意欲的であると言い続けている」と述べた。(c)AFP