【3月26日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2018)は25日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第26シードの錦織圭(Kei Nishikori)は2-6、2-6で第5シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に完敗し、4回戦進出を逃した。

 決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破って前週のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)を制し、現在は世界ランキング6位につけるデルポトロは次戦、8強入りをかけて第22シードのフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic、セルビア)と対戦する。

 度重なる故障で2015年には現役引退の危機を迎えたデルポトロだが、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2018)で優勝を飾ると、米インディアンウェルズ(Indian Wells)で行われたBNPパリバ・オープンではマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)初制覇を果たすなど現在絶好調で、今大会では3週連続優勝が懸かっている。

 試合時間わずか73分で錦織を一蹴し、自身の連勝を13に伸ばしたデルポトロは試合後、「いいプレーができていると思う。もっと良くできるが、このコートでプレーし、勝利を積み重ねて自信を得る必要がある」とコメントした。

 同日行われた試合では、デルポトロと同じく元全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)覇者で第2シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が7-5、7-6(7-4)でバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil、カナダ)を下し、第14シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)との4回戦へ駒を進めた。

 今大会ではフェデラーとノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が早期敗退を喫したことに加え、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とアンディ・マレー(Andy Murray、英国)も故障で欠場とスター選手が不在の状況になっているが、同日には第3シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)も4-6、4-6でジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)に敗れ、大会から姿を消している。

 その他の試合では、第19シードのチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)が6-1、6-1で予選勝者のマイケル・ムモー(Michael Mmoh、米国)に快勝。まだ今大会で1セットも落としていないチョンは、4回戦でジョアン・ソウザ(Joao Sousa、ポルトガル)と顔を合わせる。(c)AFP