【3月25日 AFP】2017-18スキージャンプW杯は24日、ドイツ・オーベルストドルフ(Oberstdorf)で女子個人第14戦が行われ、高梨沙羅(Sara Takanashi)は今季初優勝を飾り、男女通じてW杯歴代最多となる通算54勝目を挙げた。

 21歳の高梨は、ダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(Daniela Iraschko-Stolz、オーストリア)を抑え込んで優勝を果たすと、W杯優勝回数で並んでいた男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(Gregor Schlierenzauer、オーストリア)をかわした。

 高梨は国際スキー連盟(FIS)のウェブページで、「きょうの勝利は本当にうれしいですし、W杯通算54勝目を誇りに思います。特に2本目で小さなミスがあったのですが、天候にも恵まれました」とコメントしている。

 高梨は1本目に100.5メートルを記録すると、2本目も手堅くそろえてイラシュコ・シュトルツに3点差を付けた。すでに総合優勝を決めているマレン・ルンビー(Maren Lundby、ノルウェー)が3位に入った。

 通算4度の総合優勝を誇る高梨は、25日に行われる最終戦で総合2位に順位を上げる可能性を残している。(c)AFP