【3月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を退団したズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は23日、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)への移籍が完了し、その輝かしいキャリアの終着点に選んだ同リーグの征服を誓った。

 現在36歳のイブラヒモビッチは、ただ「親愛なるロサンゼルス―どういたしまして」と記された、同選手らしい不可解な全面広告を米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angels Times)に掲載し、移籍を発表した。

 イブラヒモビッチはクラブが発表した声明で、「米国へ渡り、MLSで最も成功を収めているギャラクシーに加入することは自分にとってうってつけだ。20年以上もこの国のサッカー界で勝利を収めてきたロサンゼルスのクラブに加入できて、わくわくしている」とコメント。

 同紙のインタビューで、自身の大胆不敵なキャラクターにとってロサンゼルスは申し分ないか問われると、「そうでないなら、自分がもっと大きくしてやる」とつけ加えた。

 スウェーデンを代表するスター選手のイブラヒモビッチは、22日にユナイテッドからの即時退団が発表されると、MLSへの移籍が取り沙汰されていた。キャラクシー側は契約の詳細を明らかにしていないものの、米誌「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」の報道によると、総額300万ドル(約3億1400万円)の2年契約と伝えられており、ユナイテッドでの最終年に稼いでいたとされる1310万ドル(約13億7000万円)と比べると少額となっている。

 ギャラクシーでの最初の試合についてはまだ明らかにされていないものの、イブラヒモビッチは31日に行われるロサンゼルスFC(Los Angeles FCLAFC)とのダービーでデビューする見通しと報じられている。(c)AFP