【3月24日 AFP】世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2018)は23日、イタリア・ミラノでアイスダンス・ショートダンス(SD)が行われ、フランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組がSDの世界最高得点となる83.73点をたたき出し、2015年と16年に続く通算3度目の大会制覇に向けて首位発進した。

 米国のマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組が80.42点で2位に続き、カナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組が78.31点で3位につけている。

 パパダキス/シゼロン組は、昨年大会でカナダのテッサ・ヴァーチュー(Tessa Virtue)/スコット・モイア(Scott Moir)組にタイトルを奪われ、平昌冬季五輪でも同ペアの前に銀メダルに終わった。

 同五輪のSDでは、衣装がはだけて胸があらわになるというアクシデントに見舞われたパパダキスは、「(カナダの)モントリオールに戻り、衣装の数か所を直して二度と外れたり開いたりしないようにしました。そして、大丈夫でした!」とコメントした。

「実のところ五輪で衣装のフックが外れてしまった後、自分自身に『大丈夫、まだ衣装はつけているもの!』と言い聞かせていました。後半はほとんど気にしていませんでした」

 エド・シーラン(Ed Sheeran)の『シェイプ・オブ・ユー(Shape of You)』と『シンキング・アウト・ラウド(Thinking Out Loud)』の音楽に乗せてサンバ・ルンバ・サンバのルーティンをこなしたフランスペアは、今大会は欠場しているヴァーチュー/モイア組が平昌五輪のSDで記録した歴代1位の83.67点を更新した。(c)AFP