【3月23日 AFP】サッカー親善大会の中国杯(2018 China Cup)は22日、準決勝が行われ、ウェールズはギャレス・ベイル(Gareth Bale)がハットトリックを達成するなど6-0で中国に勝利し、ライアン・ギグス(Ryan Giggs)新監督の初陣を白星で飾った。

 3ゴールを決めたベイルは代表通算得点数を29に伸ばし、通算28ゴールのイアン・ラッシュ(Ian Rush)氏が保持していた歴代最多得点記録を更新している。

 ベイルは前半2分に先制点を挙げると、同21分に追加点。W杯ロシア大会(2018 World Cup)出場を逃した両国の一戦で、ウェールズはその後も試合を支配し、同38分にサム・ボークス(Sam Vokes)が3点目を決めると、前半終了間際にベイルのパスからこの日21歳になったハリー・ウィルソン(Harry Wilson)がバースデーゴールを決めた。

 中国がハーフタイムで大幅にメンバーチェンジする中、前半と同じ布陣で後半に臨んだウェールズはその後も優位に試合を進めると、同13分にボークスがこの日2点目を挙げた。

 その4分後に得点してハットトリックを達成したベイルは、試合が再開される前にピッチを退き、中国のファンから大歓声を受けた。

 中国・南寧(Nanning)で行われている4か国対抗の中国杯では、23日の夜にチェコとウルグアイが対戦。両国の勝者が26日に行われる決勝でウェールズと対戦する。

 試合後に中国のマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督は「きょうは攻撃や守備について語りたくない。選手の姿勢やパフォーマンスについてコメントしたい。私は来月70歳になる。サッカーの情熱があるから、まだ現役でこの仕事を担っている。私が選んだ選手たちが同じ様な情熱を示していないのであれば、それは私の責任だ」とコメントした。(c)AFP