イブラヒモビッチがマンU退団、LAギャラクシーに年俸150万ドルで加入へ
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【3月23日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は22日、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)との契約を解除すると発表した。一方で米メディアは同日、イブラヒモビッチが米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に加入し、今月中にもデビューする見通しと伝えている。
声明でマンチェスター・ユナイテッドは「ズラタン・イブラヒモビッチとの契約を即時解除することで合意に至ったと発表する。クラブの誰もが加入以降のズラタンの貢献に感謝しており、今後の健闘を祈っている」と述べた。
この契約解除の発表を前に、米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angels Times)や米誌「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」は、イブラヒモビッチがギャラクシーとの契約を結んだと報じていた。
スポーツ・イラストレイテッド誌によれば、イブラヒモビッチのギャラクシー加入がLAタイムズの全面広告の中で公式発表されるという。
MLSの規則では、2007年にデビッド・ベッカム(David Beckham)氏がギャラクシーに移籍した際に導入された、年俸制限の科されない特別指定選手(DP)制度の中で最大3選手と契約が可能となっている。
しかしながら、ギャラクシーは今季に向けてすでにDP枠での契約を済ませているため、同誌によればイブラヒモビッチの年俸は150万ドル(約1億5700万円)ほどに制限されることになるという。2016年にパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)からユナイテッドに移籍した際のイブラヒモビッチの年俸は、1900万ポンド(約28億円)と報じられていた。
カリフォルニアへの移住は、これまでにアヤックス(Ajax)やインテル(Inter Milan)、FCバルセロナ(FC Barcelona)、ACミラン(AC Milan)、PSG、ユナイテッドで31のタイトルを手にしてきたイブラヒモビッチの輝かしいキャリアとって、最後の移籍になるとみられている。
イブラヒモビッチは昨年12月26日のバーンリーFC(Burnley FC)のハーフタイムに途中交代してから、試合に出場していない。
ユナイテッド加入後1年目に46試合に出場し28得点を挙げたイブラヒモビッチだったが、昨年4月に膝の靱帯(じんたい)を損傷。その後調子を取り戻してユナイテッドとの契約を延長したが、新加入のロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)にポジションを追いやられていた。(c)AFP