【3月24日 AFP】世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2018)は23日、イタリア・ミラノで女子フリースケーティング(FS)が行われ、ケイトリン・オズモンド(Kaetlyn Osmond、カナダ)が合計223.23点で金メダルに輝いた。樋口新葉(Wakaba Higuchi)が合計210.90点で銀メダルを獲得し、宮原知子(Satoko Miyahara)が合計210.08点で銅メダルを手にした。

 平昌冬季五輪銅メダリストのオズモンドは、映画『ブラック・スワン(Black Swan)』の楽曲で完璧なフリーの演技を披露し、ショートプログラム(SP)4位から逆転して自身初の世界タイトルをもぎとった。

 一方、アリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova、ロシア)は、オーストリア出身の作曲家レオン・ミンクス(Ludwig Minkus)によるバレエ音楽「ドン・キホーテ(Don Quixote)」に合わせた4分間の演技で3度転倒するなどして5位に終わった。

 現在15歳のザギトワは今シーズンのグランプリ(GP)シリーズをはじめ、フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2018)、そして平昌五輪のタイトルを総なめにしてきたものの、シニアデビューの年を有終の美で飾ることはできなかった。

 SP首位に立っていたカロリーナ・コストナー(Carolina Kostner、イタリア)も、クロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy)作曲の「牧神の午後への前奏曲(Prelude a "L'apres-midi d'un faune")」に合わせたフリーの演技でミスを犯し、4位に後退した。

 平昌五輪の銀メダリストで大会2連覇中だったエフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva、ロシア)は、今大会には出場しなかった。(c)AFP