【3月22日 AFP】米北東部は21日、過去3週間で4度目となる暴風雪に見舞われた。ニューヨーク州とニュージャージー州は非常事態を宣言。ニューヨークエリアの発着便を中心に全米で4400便余りが欠航になったほか、休校や政府機関の閉鎖も相次いだ。

「トビー(Toby)」と名付けられた今回の暴風雪によって、ニューヨーク州ロングアイランド(Long Island)やニューヨーク市、ニュージャージー州の一部にかけて30~45センチの積雪が予想された。同日夜までには勢いが弱まった。

 米国立気象局(NWS)はニューヨーク、ニュージャージー、コネティカット(Connecticut)の各州について、風速約18メートルの風によって停電や倒木の恐れがあるとして警戒を呼びかけた。

 ニューヨークの公営住宅の一部では暖房と熱湯の供給が止まり、住民4000人余りが影響を受けた。首都ワシントンでも7~20センチの積雪が予想されるなか、学校や一部の連邦政府機関が閉鎖された。

 影響は空の便にも及び、運航情報サイト「フライトアウェア(FlightAware)」によると、ニューヨークエリアの主要空港、ニューアーク国際空港(Newark Liberty International Airport)とラガーディア空港(LaGuardia Airport)ではフライトの大半、ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)でも半分が欠航した。フィラデルフィア(Philadelphia)の空港でも半数がキャンセルとなった。

 ワシントンのレーガン・ナショナル空港(Reagan National Airport)でも全体の4割が欠航になった。(c)AFP/ Jennie MATTHEW