【3月21日 AFP】スペインラグビー連盟(FER)は20日、同国が10-18で敗れた2019年ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)欧州予選のベルギー戦の再試合をワールドラグビー(World Rugby)に正式に要求した。スペイン側は問題の試合後、ルーマニア出身の審判が下した複数の判定に怒りの声を上げていた。

 敵地ブリュッセルで行われた18日の試合でスペインが敗れた結果、ルーマニアが本大会出場権を獲得していたが、FERは「審判がルーマニア人だったこと、そしてルーマニアの連盟が試合の結果に利害関係を持っていたという事実が公平性を壊している」と声明でコメントした。

 またFERは「この試合によってラグビーのイメージが傷ついた。FERはワールドラグビーが再戦を許可してくれることを願っている」と述べると、スペインとルーマニアは自動出場権の残り1枠を争っていたため、ルーマニア出身の審判をベルギー戦の担当から外すよう先月の時点で求めていたと付け加えた。

 仮にベルギー戦での敗北が確定しても、スペインはポルトガルとサモアとのプレーオフに勝利すれば、日本行きのチケットを獲得することができる。(c)AFP