【3月21日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は20日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と電話会談を行い、大統領選での再選に祝意を伝えた。また北朝鮮の核問題などについて協議した。トランプ氏は近い将来、首脳会談を行う意向も示している。

 トランプ大統領はホワイトハウス(White House)で記者団に対し、「遠くない将来に(プーチン氏と)会うことになると思う」と述べた。

 ロシア政府は声明で、両首脳は軍拡競争を食い止めるために協力すること、経済協力を促進させることの重要性を強調したと述べた。

 また電話会談では北朝鮮の核問題について話し合われた。トランプ氏は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との歴史的な首脳会談を受け入れる姿勢を示している。

 しかし、ロシアによる米大統領選への介入疑惑や、冷戦時代を思わせる神経剤を使った英国での元スパイ襲撃事件は取り上げられなかった。

 また米大統領選への介入疑惑をめぐり、米国が新たに科した対ロシア制裁、ロシア大統領選で明らかになった問題に関しても触れられなかった。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO, with Michael Mathes in Washington