【3月20日 AFP】インドのスシュマ・スワラジ(Sushma Swaraj)外相は20日、イラクで2014年に拉致されて以来行方不明となっている自国民の建設作業員39人について、全員がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によって殺害されたことを確認したと述べた。国会での答弁で明らかにした。

 39人の遺体はイラク・モスル(Mosul)北西のバドゥシュ(Badush)で見つかった集団墓地から発見され、DNA検査が行われていた。

 スワラジ氏は国会で、「38人のDNAサンプルが一致したと昨日連絡があった」と明言。もう1人は近親者がいなかったため、部分的な一致にとどまる」と述べた。

 39人はモスルの建設会社で働いていたが、ISが同地を制圧した2014年6月に拉致された。犠牲となった人の多くがインド北部パンジャブ(Punjab)州の貧しい家庭出身だったという。(c)AFP