【3月20日 CNS】不法に動植物を海外から持ち込んだとして中国・四川省(Sichuan)成都双流国際空港(Chengdu Shuangliu International Airport)の通関は18日、中国籍男性の荷物から大量の生きたアリとアリの巣を押収した。押収物はすでに四川検験検疫局の実験室に送られている。

 18日午後3時ごろ、空港の通関検査場でエチオピアのアディスアベバから到着した旅行客の荷物検査を進めていた検査員は、中国籍の男性所有のスーツケースに不審な点を感じ、スーツケースを開いた。

 スーツケースの中にあった箱の中には、アリの巣が入っており、生きたアリがびっしりうごめいていた。

 この男性の話によると、アリの巣はエチオピアで自分で穴を掘って中国へ持ち込んだという。

「滋養強壮に良いアリだと聞いたので、お酒に漬け込んで飲もうと思っていた」と話しているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News