【3月20日 AFP】西アフリカのコートジボワールでは、1歳未満の乳児死亡率が約20年で半減した。同国のニアレ・カバ(Niale Kaba)計画・開発相が19日、明らかにした。同相は医療の質とアクセスの向上を指摘している。

 カバ計画・開発相によると、幼児が1歳の誕生日前に死亡する確率が、1998年の出生1000人当たり112人から2016年に1000人当たり60人に減少したという。また「同期間の5歳未満死亡率も1000人当たり125人から1000人当たり96人に減った」とも説明された。

「これらの重要な結果は、医療や教育の他、病気で苦しむ子どもや女性のヘルスケアなど関連する複数の社会指標が向上していることを示すものだ」と同相は指摘している。

 ただ、国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は最近の調査報告書の中で、新生児の死亡率に関してコートジボワールを例に挙げていた。報告書によると、コートジボワールは2016年の新生児死亡率が世界で最も高かった国の一つで、27人に1人の新生児が生後1か月以内に死亡したという。同年の日本の新生児死亡率は1000人に1人だった。(c)AFP