【3月19日 AFP】巨額の収賄疑惑で捜査を受けている李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)元大統領(76)について、韓国の検察当局は19日、身柄を拘束しない場合には証拠を隠滅する恐れがあるとして、同氏の逮捕状を請求した。

 2008~13年に大統領を務めた李氏は先週、検察による長時間の取り調べを受け、収賄容疑のほとんどを否認していた。

 検察は李氏の逮捕状を請求する公算が大きいとみられていたが、捜査を担当しているソウル中央地検は19日、裁判所に対して正式に逮捕状を請求した。

 裁判所は今週中にも逮捕状の発付について判断する見通しで、もし逮捕が認められた場合、存命中の元大統領が汚職疑惑で拘束されるのは李氏で4人目となる。(c)AFP