【3月19日 AFP】エルサレム(Jerusalem)旧市街(Old City)で18日、イスラエル人の警備員がパレスチナ人の男に刺され、死亡した。男はイスラエルの警察官によってその場で射殺された。イスラエル当局が明らかにした。

 報道によると、警備員の男性は上半身を刺されて重傷を負い、病院へ搬送された。病院がその後、男性が死亡したと明らかにした。男性は30代で、事件当時は非番だったとも報じられている。

 エルサレムでは、米国が在イスラエル大使館をエルサレムに移転する準備を進めていることで、今後数週間に市民らによる暴動が急増する懸念が生じていてる。

 16日にはパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)ジェニン(Jenin)近郊で、パレスチナ人が運転する車が突っ込み、イスラエル軍によると同軍の兵士2人が死亡、2人が負傷した。

 またイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)は同日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定してから100日目となったことを機に抗議を呼び掛け、緊張が高まっていた。(c)AFP