【3月19日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2018)開幕戦のカタールGPは18日、MotoGPクラスの決勝が行われ、昨シーズンに総合2位に輝いたドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)が優勝を飾った。

 カタールGPでは過去3年連続で2位に終わっていたドビツィオーゾは、残り5周の場面でモンスター・ヤマハ・テック3(Monster Yamaha Tech3)のヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)からリードを奪うと、最後までレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)の追い上げをかわした。

「100パーセント」プッシュしたという昨季の総合王者マルケスが迫ってくる中、激戦となった最終ラップも制してシーズン最初の25ポイントを獲得したドビツィオーゾは、「完璧なレース、完璧な週末だった。チームとして良い働きができた」と語った。

 3位にはモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が入った一方、ポールポジションでスタートし、レースの3分の2で首位を走ったザルコは最終的に8位に沈んだ。

 9度の世界王者に輝いた実績を誇るロッシは「去年以上のものを期待している」とした上で、「チーム、そしてヤマハにありがとうと言いたい。今後もこれを続けていけるようにしたい」と表彰台獲得に満足感を示した。(c)AFP