【3月19日 AFP】2017-18ノルディックスキー複合W杯は18日、ドイツ・クリンゲンタール(Klingenthal)で個人第20戦が行われ、渡部暁斗(Akito Watabe)が3位に入り、自身初の総合優勝を決めた。

 ドイツ勢のファビアン・リースレ(Fabian Riessle)が優勝、ヨハネス・ルゼック(Johannes Rydzek)が2位に入る中、渡部にとっては総合2位につけるヤン・シュミット(Jan Schmid、ノルウェー)よりも一つ上の順位でフィニッシュすることが肝心だった。

 先月の平昌冬季五輪のノーマルヒルで2大会連続の銀メダルを獲得していた渡部は、前半の飛躍でも後半の距離でもそのシュミットを上回り、今季2戦を残す中で212ポイント差をつけ、逆転される可能性がなくなった。

 渡部は過去6シーズンで総合トップ3に入っており、14-15シーズンと15-16シーズンはエリック・フレンツェル(Eric Frenzel、ドイツ)に屈し2位に終わっていた。(c)AFP