【3月19日 AFP】(更新)フィリピンの首都マニラの大型ホテルで18日、火災が発生し、これまでに5人の死亡が確認され、約20人が負傷している。当局が明らかにした。一部の宿泊客らは、濃い黒煙に包まれた建物の屋上からヘリコプターで救出された。

 現場は、高層ホテルとカジノの複合ビル「ウオーターフロント・マニラ・パビリオン(Waterfront Manila Pavilion)」。死亡した5人は全員カジノの従業員で、いまだに1人が重体という。

 ホテル関係者と救急当局者は記者会見で、300人余りの宿泊客と従業員が安全に避難したと明らかにした。

 同日午後には、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領もヘリコプターに乗り込み、上空から現場を視察した。

 地元住民や外国人が利用する同ホテルは22階建て。マニラ市防災当局のジョニー・ユー(Johnny Yu)氏によると、火元はカジノまたは中2階とみられており、現在消防当局が火災原因を調査中だという。(c)AFP