【3月19日 AFP】17-18イタリア・セリエAは18日、第29節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)はラウル・アルビオル(Raul Albiol)のゴールが決勝点となり、ジェノア(Genoa CFC)に1-0で勝利。首位ユベントス(Juventus)との勝ち点差を2に縮め、リーグ制覇に望みをつないだ。

 1990年以来のリーグタイトルを目指すナポリは、ASローマ(AS Roma)に2-4で敗れると、インテル(Inter Milan)とはスコアレスドローに終わり、過去2試合で首位の座をユベントスに明け渡した。しかし、リーグ7連覇を目指すユベントスは前日、SPALと0-0で引き分け、勝ち点を落としていた。

 ナポリのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は「きょうは重要な試合だった。われわれは2試合未勝利から立ち直ることができた」とコメントした。

「昨季の今ごろ、ユベントスはリーグタイトルにほぼ手が届く位置にいた。しかし、現在はわれわれが彼らにとって厄介な存在になっている。ナポリはすでにクラブ史上2番目に素晴らしいシーズンを過ごしており、今後も追いつめていくつもりだ」

 同日に行われたそのほかの試合では、ローマが2-0でクロトーネ(FC Crotone)に勝利し、2位ナポリに勝ち点14差をつけられながらも、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場圏内であるリーグ3位の座を保持している。

 一方、インテル(Inter Milan)は5-0でサンプドリア(Sampdoria)に勝利し、ボローニャ(Bologna FC)と1-1で引き分けたラツィオ(SS Lazio)に代わって4位に浮上した。

 インテルはこの日、故障により1月から戦列を離れていたアルゼンチン代表のマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)が、古巣相手に14分間での3得点を含む4ゴールの活躍をみせた。イカルディはリーグ戦の通算100得点を達成するとともに、ゴール数を103に伸ばしている。(c)AFP