【3月18日 時事通信社】中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は18日午前、全体会議を開き、李克強首相(62)を再選し、国務院(中央政府)と同格となる新設の汚職摘発機関、国家監察委員会トップの初代主任に楊暁渡・共産党中央規律検査委員会副書記(64)を選出した。楊氏は習近平国家主席の看板政策である反腐敗闘争の新たな司令塔の役割を担う。

 楊氏は上海市副市長などを経て2014年に中央規律検査委副書記に就任し、同委書記だった王岐山・現国家副主席の下で反腐敗闘争を推進。16年から政府で汚職摘発に当たる監察相を兼任。17年に習氏の信任を得て政治局員に昇格し、国家監察委設立に向けた作業にも携わってきた。

 中央規律検査委は党員の汚職を摘発してきたが、国家監察委は全公職者に対象を拡大。11日に改正された憲法で独立性の強い「最高監察機関」と位置付けられた。(c)時事通信社