【3月18日 AFP】カトリック教徒が国民の大半を占めるポーランドで17日、南部の都市クラクフ(Krakow)の大司教が、先月の説教でフランシスコ(Francis)法王が「英知に対して心を開かない」ならば法王の速やかな死を望むと述べた保守的な司祭を公然と非難する声明を発表した。

 16日の現地報道によると、この司祭はフランシスコ法王がイスラム教徒に対する寛容な態度などの「誤った考え」を持っていると話していたという。

 ポーランドのカトリック信徒の間では、1978年に法王になり2005年に死去した同国出身の故ヨハネ・パウロ2世(John Paul II)のより保守的な教えに今も従い、フランシスコ法王はリベラル過ぎると考える人が多い。(c)AFP