【3月18日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は17日、ロシア当局とウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領はセキュリティー対策に尽力しているため、ファン同士の衝突が恐れられているW杯ロシア大会(2018 World Cup)は「戦争」にはならないとの見解を示した。

 インファンティーノ会長は「戦争にはならない。あなたたちはサッカーのパーティーを目撃することになるだろう。トラブルを起こしたい者がいるとすれば、彼らは問題に直面することになる」「ロシアは今回のW杯を成功させるために最大限の努力をしている」と語った。

 大会では特にロシアとイングランドの熱狂的な「ウルトラス」の間で暴力行為が発生すると懸念されている。両国のファンはフランスで開催された2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)で衝突している。インファンティーノ会長は、ロシアの大会運営はそういった事件が起きないように全力を尽くしていると信頼を寄せた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)で欧州選手権の運営に4度関わったインファンティーノ会長は「私には大きな大会を運営してきた経験が多少ある。ロシア以外の場所でここまでのレベルの準備態勢を目にしたことがない。特にセキュリティー面は盤石だ」とコメントした。

 大会は6月14日から7月15日まで開催される。世界中から多くのファンがロシアに観戦に訪れるとみられているが、観客は観戦の際にビザは不要となっている。(c)AFP