【3月17日 AFP】17-18フランス・リーグ1は16日、第30節の試合が行われ、ASモナコ(AS Monaco)は2-1でリール(Lille OSC)から逆転勝利を収め、トップ3の座を堅固なものにした。

 昨季王者のモナコは首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に勝ち点14差(暫定、以下同)をつけられているものの、それ以上に重要なこととして4位のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に同12差をつけている。リヨンは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権がかかる3位オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)との大一番を18日に控えている。

 一方のリールはシーズンを通じて混乱した状況に陥っており、前節の試合ではホームのスタッド・ピエール・モーロワ(Stade Pierre-Mauroy)のピッチに怒ったファンが侵入し、15日に10人が身柄を確保された。

 前半16分、そのリールのレボ・モティバ(Lebo Mothiba)に先制点を許したモナコだったが、そこから持ち直すと、前半終了間際にマルコス・ロペス(Marcos "Rony" Lopes)が相手GKのミスを突いて同点弾を決めた。

 するとモナコは後半16分、後半から投入された好調のステヴァン・ヨヴェティッチ(Stevan Jovetic)が試合を決める得点を挙げた。

 インテル(Inter Milan)やマンチェスター・シティ(Manchester City)でプレーしていたヨヴェティッチは、ジョアン・モウティーニョ(Joao Moutinho)の見事なスルーパスに抜け出すと、相手GKを出し抜く冷静なフィニッシュで、ここ5試合で6得点目となるゴールを決めた。

 この勝利で2位モナコは3季連続となるチャンピオンズリーグの本戦出場にわずかに前進している。

 一方のリールは下から2番目の19位で、昇格降格プレーオフに臨む18位のトロワ(Troyes AC)と勝ち点で並ぶものの、得失点差で後塵(こうじん)を拝している。(c)AFP