【3月17日 AFP】ジョージアのスキーリゾート、グダウリ(Gudauri)で16日、リフトが暴走し、スウェーデン人の妊婦1人を含むスキー客少なくとも8人が負傷した。

 事故の様子を捉えた動画には、折り返し地点でリフトから投げ出されるスキー客や、恐怖のあまり悲鳴を上げる人々の姿が映っている。

 ディミトリ・クムシシビリ(Dimitry Kumsishvili)第1副首相兼経済・持続的発展相が記者会見で語ったところによると、リフトが高速で逆走したのは緊急停止状態になったことがきっかけで、原因は「停電とみられる」という。

 クムシシビリ氏は、安全基準違反の疑いがあるとみて内務省が調査に取り掛かっていることを明らかにした。

 ダビド・セルゲイェンコ(David Sergeenko)労働・保健・社会保障相によると、負傷したスキー客はジョージア人、ロシア人、スウェーデン人、ウクライナ人で、重傷者はおらず、スウェーデン人の妊婦1人を含む2人はジョージア首都のトビリシの病院に空路で搬送された。

 カフカス地方に位置するジョージアは、スキーリゾートとしては歴史が浅い。フェイスブック(Facebook)に投稿された事故の動画(https://www.facebook.com/yanshyn/videos/10210410103119989/)は、60万回以上視聴されている。(c)AFP