【3月17日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)韓国大統領は16日、電話会談を行い、5月末までの実施が計画されている米朝首脳会談の後、北朝鮮に「より明るい未来」が訪れる可能性があると強調し、「慎重な楽観姿勢」を示した。ホワイトハウス(White House)が発表した。

 一方、両大統領は、北朝鮮は「正しい道」を進まなければならないと述べ、首脳会談が行われるまで、北朝鮮の金正恩(Kim Jong Un)労働党委員長に対する「最大限の圧力」を維持する方針を確認した。

 北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ、Ri Yong-ho)外相は同日、スウェーデンの首都ストックホルムでステファン・ロベーン(Stefan Lofven)首相と会談。大きな前進はなかったが、李外相は17日もストックホルムにとどまり、スウェーデン高官らと会談を重ねる予定。スウェーデンは長年にわたり米朝両政府の仲介役を務めており、トランプ氏と金委員長による会談の実現を目指している。

 このほか米朝首脳会談をめぐる動きとして、日本の河野太郎(Taro Kono)外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ、Kang Kyung-Wha)外相がワシントンで米当局者らと会談した。(c)AFP