【3月16日 AFP】北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ、Ri Yong-ho)外相は16日、訪問先のスウェーデンの首都ストックホルムでステファン・ロベーン(Stefan Lofven)首相と会談した。

 スウェーデン首相報道官はAFPに対し、「2人は会談した。話された内容については公開しない」と語った。

 15日にスウェーデン入りした李外相はすでに同日夜と16日朝に、マーゴット・バルストロム(Margot Wallstrom)外相と会談している。スウェーデン政府高官らによると、議題は朝鮮半島の非核化や、実現が見込まれる米朝首脳会談に集中したという。16日夜の会談後、両外相は公式声明を発表する予定はないが、スウェーデン外務省が声明を発表するとしている。

 現地や外国メディアの一部は、李外相は18日までスウェーデンに滞在すると報じているが、同国の政府関係者からは確認できていない。

 スウェーデンは北朝鮮と長年、外交関係を持っている。1975年には欧米諸国で初めて北朝鮮に大使館を開設している。この在北朝鮮スウェーデン大使館はまた、北朝鮮において米国、カナダ、オーストラリアの外交利益を代表している。

 世界のメディアは現在、提案段階にある米朝首脳会談についてスウェーデンが根回しを行ったり、会談実現が確定した場合には開催場所となったりする可能性があると報じている。(c)AFP