【3月16日 AFP】イラク西部で米軍の航空機が墜落した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の掃討作戦を進めている米主導の有志連合が15日、明らかにした。航空機には米軍人が乗っていたという。

 有志連合は声明で「航空機の墜落現場に救急チームが向かっている」と述べた。具体的な航空機の種類や死傷者の有無、墜落の原因は明らかにしていない。

 米軍はイラクでヘリコプターと固定翼機を運用している。米軍は2014年8月からISに対する空爆を開始し、その後、対象をシリアにも広げた。また両国でISと戦っている勢力に武器提供、訓練などの支援も行っている。

 イラク政府は昨年、ISとの戦いに勝利したと宣言したが、ISは依然としてイラク国内で活動を続けており、今月に入っても同国北部で相次いで攻撃を実施し計25人が死亡している。(c)AFP