【3月15日 AFP】ロシア政府は15日、シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地区、東グータ(Eastern Ghouta)で、政権側による反体制派の「始末」にロシアが手を貸していることを明らかにした。ロシア軍が攻撃に積極的な役割を果たしていることを認めた形だ。

 ロシアはグータ地区に対する攻撃への関与について詳細をほとんど明らかにしていないが、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は15日、ロシア軍が積極的な役割を果たしていることを明言。

「シリア軍がわれわれの支援を受けて作戦を繰り広げている東グータで、われわれはテロリストとの戦いを継続し、始末を付けるとともに、始末を付ける後押しをする」と述べた。

 ロシア軍は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が昨年同国軍に対してシリアからの一部撤退を命じて以来、同地での関与についてほとんど情報を発表していない。(c)AFP