【3月18日 CNS】中国政府はこのほど、国務院機構改革案を発表し、国家知的財産権局を再編し、国家市場監督管理総局の管轄とする方針を示した。

 同案によると、国家知的財産権局の業務、国家工商行政管理総局の商標管理業務、国家質量監督検験検疫総局の原産地表示管理業務を統合し、国家知的財産権局を再編すると明らかにした。

 王勇(Wang Yong)国務委員は、同案について全国人民代表大会(National People's Congress、全人代)で「知的財産権のイノベーション、保護、運用を強化することが、イノベーション国家として発展するために重要な方策だ」と述べた。

 王氏によると、商標、特許権を別々に管理し、行政の管轄領域が重複している問題を解決し、知的財産権の管理体制を改善することが狙い。

 再編される国家知的財産権局の主な役割は、知的財産権の保護と保護システムの構築。商標、特許権、原産地地理表示の登録登記と行政裁決など。商標、特許権に関する法律の執行業務は市場監督管理総局が担う。(c)CNS/JCM/AFPBB News