【3月15日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー大会、第81回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2017)を制したセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)は14日、妻のアンジェラ(Angela Akins)さんとの間に第1子の女児が誕生したことを明かした。名前はマスターズが行われるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)を象徴するツツジの花にちなみ、アザレア・エイデル(Azalea Adele)ちゃんとつけられた。

 ガルシアは長女が誕生した8時間後、ツイッター(Twitter)に赤ちゃんの写真入りで「3月14日午前1時54分、美しいアザレア・エイデル・ガルシアが誕生した。無事に妊娠と出産を終えた妻のアンジェラ・エイキンスを誇らしく思うと同時に、とても感動している! 二人とも愛しているよ」と投稿した。

 もともと種苗場だった場所に造られたオーガスタは、すべてのホールに木や花の名前がついており、マスターズ名物として知られるアーメンコーナー(Amen Corner)の13番(510ヤード、パー5)は、アザレアと呼ばれている。

 ガルシアは昨年大会の最終日、この13番でティーショットを林に打ち込みながらもパーセーブに成功すると、続く14番でバーディーを沈め、15番でイーグルを記録して勝負の行方をジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)とのプレーオフに持ち込んだ。そして、1ホール目で勝負を制し、自身74回目のメジャー出場で初のタイトルを獲得した。

 アザレアちゃんは予定日より4日ほど早く誕生したものの、来月5日から8日まで開催される第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)で連覇を目指すガルシアにとっては、父親の責任を果たすのにじゅうぶんな時間が与えられることになった。

 昨年7月にガルシアと結婚したエイキンスさんは、米放送局ゴルフ・チャンネル(Golf Channel)の元リポーターで、父親は地元テキサスで有名なアメリカンフットボール・コーチだった。さらに、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)を第44回スーパーボウル(Super Bowl XLIV)制覇に導いたQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)は、いとこにあたる。(c)AFP