【3月14日 AFP】(更新)フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は14日、国際刑事裁判所(ICC)の設立条約であるローマ規程(Rome Statute)への批准を撤回すると明らかにした。

 ドゥテルテ氏は声明で「ローマ規程への批准を撤回することを宣言する」と述べた。

 オランダのハーグ(Hague)に設置されているICCは先月、ドゥテルテ氏の麻薬撲滅戦争について「予備調査」を開始したと発表していた。

 フィリピン警察は、麻薬撲滅戦争の一環で容疑者4000人近くを殺害したと述べているが、人権団体は実際の人数が約3倍に上ると主張している。

 ICCによる予備調査の対象になるのは、東南アジア諸国ではフィリピンが初めて。(c)AFP