【3月14日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーするブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の父親が13日、息子がPSGからの退団を望んでいるとするうわさを一蹴した。

 現在、右足を手術して戦列離脱中のネイマールは、PSGに幻滅してスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)への復帰を望んでいると報じられているほか、古巣の宿敵レアル・マドリード(Real Madrid)への電撃移籍も取りざたされている。

 昨夏に史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約295億円)でバルセロナから加入したネイマールをけがで欠いたPSGは今月、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝トーナメント1回戦でレアルに敗れた。

 しかし、ネイマールの父親はこの日、ブラジル・サンパウロ州のプライア・グランデ(Praia Grande)にある貧しい家庭や子どもを支援する複合スポーツ施設「Neymar Jr. Project Institute」で、「ネイマールにはPSGでの未来がある。ネイマールの現在はPSGにある」と報道陣に語った。

 また、PSGのナセル・アル・ケライフィ(Nasser Al-Khelaifi)会長、スポーティング・ディレクター(SD)のアンテーロ(Antero Henrique)氏、広報のジャン・マルシャル・ライブス(Jean-Martial Ribes)氏は12日、ネイマールの自宅を訪れ、13日には「Neymar Jr. Project Institute」を訪問した。

 ライブス氏はAFPに対し、ケライフィ会長一行のブラジル渡航は移籍騒動が出る前から計画されていたものだと明かしているが、ネイマールの父親がインスタグラム(Instagram)に写真を投稿した今回の面会は緊急トップ会談だと見られても仕方がない。

 同施設で報道陣の前に現れたケライフィ会長らは、ネイマールをめぐる臆測の火消しに躍起になっているようだった。ケライフィ会長は、ネイマールが「(PSGで)満足していてモチベーションが高く、一刻も早い復帰に胸を躍らせている」と話しているが、記者はレアル移籍のうわさについては質問しないようにくぎを刺されていたという。

■注目は復帰のタイミング

 2月25日の試合で右足の第5中足骨を折ったネイマールは、今月はじめに手術を受けて長期離脱が決まった。ブラジル代表のチームドクターであるロドリゴ・ラズマール(Rodrigo Lasmar)氏は、復帰まで2か月半から3か月かかる見通しだと話している。

 PSGは今季中のネイマール復帰を諦めておらず、ケライフィ会長は「リスクを排除しつつ、できるだけ早く復帰できるように全員がベストを尽くしている」と話している。

「だが決断を下すのはドクターだ。私は彼の復帰時期について伝える立場にない。追ってドクターが話すことになるが回復次第だ。それでも私は彼が良い状態にあると考えている」

 また、ブラジル代表はW杯ロシア大会(2018 World Cup)が開幕する6月14日までにネイマールが万全の状態に戻ることに期待を寄せている。ネイマールが試合勘を取り戻す期間が短いと話す専門家もいるが、ライバルよりもフレッシュな状態で大会に臨むことができるメリットがあるのも事実だ。(c)AFP/Johannes MYBURGH